多くの赤ちゃんがなるであろう便秘。
離乳食が始まるまでは毎日快便だった息子も、
離乳食が進むにつれて出ない日がありました。
今回はとても素晴らしい綿棒浣腸の方法を知ったので、
多くの方に知ってもらえたらと思い記事にしてみました。
赤ちゃんの便秘について
排便の周期には個人差が大きく、同じ月齢の赤ちゃんでも毎日するのがあたりまえの子もいれば、4~5日おきでも平気な子もいます。一般に、5日以上便が出なければ便秘が疑われますが、便は出ていなくても赤ちゃんが苦痛と感じていなければ、問題はないわけです。それを見分けるのは、機嫌や飲みっぷりなどほかの様子です。
引用;花王メリーズ
赤ちゃんの起源や飲みっぷりなどの様子を観察するのが良いそうです。
便秘の見分け方はこちらのサイトにチェックリストがあったので参考まで。
必見!助産師HISAKOさんの綿棒浣腸の動画
息子は毎日快便だったのが、おしりの出口あたりにある便がカチカチになってしまうせいで、便秘になってしまいました。
そのため「綿棒浣腸」をしていたのですが、なかなか出なくて困っていたところ、
こちらの助産師HISAKOさんの動画に出会いました!
助産師のHISAKOさんは12人子どもを出産していて
「 この方法で綿棒浣腸をしたらうちの子はみんな出たから、試してみて!」 と言っています。
息子に試したところ、 百発百中で出ました!!出なかったことはありません!!
他のやり方だと出なかったのに、本当にすごいです!!!
さすが12人を子育てした助産師さん…!!
動画を見てもらうのが早いのですが、私のように動画よりも文字の方が頭に入ってきやすい方もいると思うので、文章でポイントをまとめたいと思います。
綿棒浣腸のポイントまとめ
ポイント:大人用の普通の綿棒を使う
赤ちゃんだから子ども用綿棒を使う、というのは間違いです。
綿棒の綿球のサイズが全然違うので、大人用の普通の綿棒を使ってください。
棒の部分も、大人用の綿棒の方が太いので浣腸に使いやすいです。
ポイント:ワセリンやオイルを綿球&肛門に付ける
動画では助産師さん監修のオイルを付けていますが
私は赤ちゃん用のワセリンを使っていました。
ワセリンは身体の保湿にも使えるので、持っていなければ購入をオススメします。
お風呂あがりにローションやクリームのあと、ワセリンを塗ってWクリームにすることで、乳児湿疹等の肌トラブルがグンと減りますよ。
ポイント:綿棒の棒の部分の半分のところ(真ん中)を持つ
綿棒の棒の部分の半分のところ(真ん中)を持つのがポイントです。
入れすぎを防ぐ意味もあり、真ん中を持つそうです。
画像のオレンジ色の〇のあたりを持つようにしましょう。
ポイント:肛門を綿棒でツンツンする
最初は肛門がしまっているけどツンツンすることで段々と肛門が開いていきます。
*←きゅっと力が入っているところをツンツンしていると、力が抜けてきます。
だんだんと綿球が入るようになってきます。
ポイント:綿球が入るようになったら出し入れオンリー!
医師監修のサイトでも「10秒程度ゆっくりと綿棒を回して刺激」とか
小児科医院のサイトでも「穴を開く感じで円を描くように動かし」とか
いろんなサイトで綿棒をくるくる回すようにと書いてありますがやめた方がいいそうです。
くるくる回すことで、腸の粘膜を傷つけて出血することがあるそうです。
少しずつ出し入れして、奥に進めていくと良いそうです。
と言っていました。
綿棒の真ん中を持って、出して入れて…をひたすら繰り返す(ピストン運動のように)方法が良いそうです。
ポイント:綿球の先にうんちの黄色い汁がついてくる
入れてすぐは真っ白だった綿棒が、綿棒の出し入れを繰り返していると、
綿球の先にうんちの黄色い汁がついて黄色になります。
うんちがちょっと降りてきたサインだそうです。
まっすぐ出し入れすることをひたすら繰り返す。絶対にくるくる動かさない!
ポイント:黄色が泥状に変化したら、もう少しで出る!
ひたすら出し入れすることを繰り返していると、綿球の先が黄色かったのが泥状になってきます。
こうなったらうんちはもうすぐそこまで来ています!
泥状になってきたら、ぶちゃー!っとうんちが勢いよく飛び出すことがあるので、オムツでガードしながら出し入れをずっと繰り返す。(全身うんこまみれにならないためにも気を付けましょう。)
離乳食時期の固いうんちなら浴びることはないかもしれませんが、
離乳食開始前の柔らかいうんちだと、全身うんちまみれになることもあるかもしれません。
ペットシーツなどを敷き、綿棒浣腸をすれば大惨事になってもペットシーツごと捨てられるので処理が楽になるためおすすめです。
さて、どれくらいの時間、出し入れを続けるかと言うと
とのことでした。うちの息子が便秘の時は、綿棒浣腸をすると第3波くらいまで出るのですが、第1波はすぐ、第2波は1分後、第3波は4分後くらいでした。
ずっとやっていると綿球の先だけでなく、棒のところも黄色いのがネチョーとついてきます。
すると、ニョロニョロ〜!と隙間から気持ちよく出てきます!
ポイントを意識することで、必ず息子の便秘は解消されたので便秘で悩んでいる方には是非1度試していただきたいです。
綿棒浣腸は癖にならないから毎日やって大丈夫!
綿棒浣腸は癖にならないか心配になりますよね。私は心配で検索したことがあります。
助産師HISAKOさんは「綿棒浣腸はくせにならないから、ママが1日一回やってあげたらいい!」とおっしゃっていました。
人間以外の哺乳類(例:犬)を考えたとき、お母さん犬は赤ちゃん犬のおしりをぺろぺろ舐めて、排泄を助けてあげるそうです。
人間は舐めてあげることができないけど、同じ要領なのが「綿棒浣腸」なんだそうです。
だから、哺乳類として考えてみたら自然なことなので綿棒浣腸は癖になることはないし、毎日やって大丈夫なんだそうです。
綿棒浣腸は粘膜を刺激しないから、赤ちゃんは痛くない
綿棒浣腸は腸の粘膜を刺激しないから、痛みもないそうです。
便秘で小児科を受信すると「イチジク浣腸」という浣腸を処方されたり、医師が浣腸してくれたりするそうですが、下痢をした時のようにお腹が痛くなるそうです。
私は出産時に浣腸をしませんでしたが、浣腸をした方はその痛みも分かるかもしれませんね。
赤ちゃんに下痢のお腹の痛さを経験させるのは可哀そうですよね……。
浣腸は腸を刺激してしまうのに対し、綿棒浣腸は腸の粘膜を刺激しないから、毎日やって大丈夫だそうです。
1日一回ルーチンワークを決めてやってもいい
助産師HISAKOさんは「お風呂上りとか1日1回ルーチンワークを決めてやってもいい。貯める方がよくないから。」とおっしゃっていました。
また、「便秘のまま放っておくとコロコロのうんちが栓になって詰まってしまうので、放っておいても3日くらいまで」ともおしゃっていました。
私はいつもお風呂前に綿棒浣腸をしていました。すぐにお風呂に入って清潔にできるからです。
まとめ
赤ちゃんが便秘になってしまう原因は
- 生後2ヶ月頃から腸にうんちを貯めて、腹圧をかけて排泄するが、腹圧をかけるのが下手
- 離乳食の時期は腸内環境が変わるから便秘になりやすい
といった理由もあるそうです。
うちの息子の場合は、離乳食の時間以外でも、麦茶をこまめに与えるようにしたところ、便秘は解消されました。
離乳が進んで、授乳の回数が減っている(=水分も減っている)のに、食事の時間と授乳の時間以外に水分を補給していなかったことが便秘の原因でした。
便秘が解消するまで、今回紹介した綿棒浣腸の方法に毎日お世話になりました。
「赤ちゃんはすべての消化吸収排泄機能が未熟だということを念頭に置いて、ママが助けてあげたらいい」という言葉が、毎日綿棒浣腸をしていてクセにならないか悩んでいた私の心に、すとんと落ちました。
一時期は「癖になったら自力で排泄できなくなってしまうのでは」ということも危惧しましたが、杞憂でした。腸の状態が良くなってから自力で毎日2~3回排便しています。
嫌がる息子を押さえつけて綿棒浣腸をしていた時期もあり、心がすり減りましたが、綿棒浣腸&水分をこまめにあげることで便秘がすっかり解消されたので本当に良かったです。
意識して水分を与えているので、今では綿棒浣腸をすることは一切ないです。
病院に行けば便を柔らかくする薬を処方してもらえますし、イチジク浣腸もしてもらえますが、
正しい綿棒浣腸の方法で、小児科医に行く回数を少しでも減らせたら、赤ちゃんの痛みもお母さんの負担も減らせるからいいなと思います。
この記事が、私と同じように便秘で困ったり悩んだりしている方にとって少しでもヒントになれば幸いです。
それでは。