伝えたいこと

私が伝えたいこと②糖質制限の経験談

私が伝えたいこと①病院での経緯の記事の続きです。

前回の記事はこちら↓

https://lowcarbaby.com/%e5%a6%8a%e5%a8%a0%e7%b3%96%e5%b0%bf%e7%97%85/%e5%a6%8a%e5%a8%a0%e7%b3%96%e5%b0%bf%e7%97%85%e3%81%ae%e7%9f%a5%e8%ad%98/post-63/

私が「糖質制限」について知ったきっかけは、
ライザップでダイエットに成功したという友人から食事制限&糖質制限について聞いた時です。

ちょうどライザップが流行り始めた時期でもあり、義母がライザップの本を買ってくれたので(きっと痩せろという義母の嫌味www)、読んだことにより、
「糖質制限ってダイエットに効果があるんだなぁ〜」ということを何となく知りました。
知っただけで、実践は何もしませんでした。

私は、現在の仕事を定年まで続けたい関係で、仕事が1人前にできるようになるまでの間は、避妊のためにピルを飲んでいました。

そして、いざ妊娠を希望した時に、ピルを止めてわかったことは
「生理がこない」ということです。

待てど暮せど、生理がこないのです。
婦人科にかかり、分かったことは、
私はPCOSで、排卵していないということでした。

以前、西加奈子さんの「i」という小説を読んだ時に、PCOSで不妊に悩む主人公が描かれており、主人公のPCOSの症状と私の症状が似ていることから、私もそうかも?と何となく思っていたので、驚きはしませんでした。

薬を飲んだり、注射を打ったりして排卵を促すも、また次の生理は来ませんでした。

自分で色んなことを調べていくうちに、
PCOSは肥満が解消されたら治る可能性があること、
妊活に糖質制限の食事は有効で、卵子の糖化(質の低下)を防ぐことができることが分かりました。

それから、私は糖質制限&運動で肥満を解消することを決めました。
それは、2018年3月頃のお話です。


私は理系で、生物分野が特に好きです。
実験だとか、数値だとか、過程よりも結果が何より好き。

勉強も好き、やると決めたらストイックです。
そんな私が糖質制限の知識を集める中で出会ったのは「フリースタイルリブレ」でした。

リブレは、二の腕に針付きのセンサーを刺して固定することで、24時間、2週間、血糖値の増減をグラフで可視化できるという機器です。

患者さん向け:FreeStyleリブレの特徴|FreeStyleリブレ情報サイト患者さん向け:FreeStyleリブレの特徴を解説しています。FreeStyleリブレは血糖トレンドを「見える化」することwww.myfreestyle.jp

フランスのメイ首相が左腕に付けている、白い丸い機械もリブレです。

画像1


私もリブレをつけて、私は自分の身体で人体実験を始めました。


実験から分かったことは、

・炭水化物(米、パン、麺類、イモ類)は血糖値が爆上がりする

・低GI(血糖値が上がりにくい)とされる、さつまいも🍠や味醂など、私には無関係で、爆上がりこそしないが、血糖値は上がる

・1食糖質を40g以内に抑える、いわゆる「ゆるやかな糖質制限」をすることで、血糖値が安定する。

脂(バター、オリーブオイルなど)は、血糖値が上がらない。

低カロリーでも、糖質が高いものは血糖値上がるから、カロリーは一切関係ない。

肉、バター、マヨネーズ、生クリームなど、カロリーの高いものが、意外と糖質は低く、血糖値は上がらない。

など、自分の身体の様々なことが分かりました。
この実験が楽しくて、リブレを2週間✕5回つけて計測しました。

数値が可視化されて、データが蓄積されていく。自分の身体で実験できることが楽しかったです。(変人ですみません。)

結論として、
「糖尿病患者に糖質制限を勧める医者の言論は、間違いなく正しい。」
ということを、自分の身体の数値として証明しました。


昔の糖尿病患者は、カロリー制限が当たり前でした。
しかし、医学は日々進歩しています。
研究も日々進歩しています。

少し昔なら「卵は1日1個まで!」が普通でしたが、コレステロール上昇と卵の因果関係がないことが分かってからは、あまり言われなくなりました。


そのうち、カロリー制限でなく糖質制限が糖尿病治療やダイエットのスタンダードになる日が来るかもしれません。


糖質制限に関する書籍は、近年たくさん発行されていますし、医師たちが学会で発表も行っています。


最近ではセブンイレブンが糖質の表示を始めたとCMで放送しています。
低糖質の食品が、スーパーで流通しています。
「糖質を控えることは健康に良いらしい」という認知度も世間では高まっています。


それにも関わらず、うちの病院では未だにカロリー制限です。
私の通っている病院だけでなく、ほとんどの病院がカロリー制限です。


ツイッターの妊娠糖尿病で管理入院した方の食事出てくる大量の白米を目にする度に

「OGTT75gでひっかかってるんだから、
こんなに食べたら血糖値もあがるよ!
普段から150gも白米なんて食べないよ!😡」
という怒りすらこみ上げてきます……。


糖尿病内科医や管理栄養士の中では、昔から糖尿病食は「カロリー制限」がスタンダードです。

今も糖尿病内科の学会ではこの考えの方が多く、「糖質制限が効果的である」と学会で発表した医者は当初、強いパッシングを受けたそうです。

今までの医療の常識を覆す、流れを大きく変えてしまう訳ですから、反対する方は多いでしょう。

年をとった方ほど、新しいことを嫌がるものです。
そして、昔のものをありがたがる傾向が強い気がします。
(職場にもパソコンが苦手な60近い方が多く、未だに一太郎というワードソフトを使いたがったり、ガラケーだったりします。)

そんな年をとった方の方が権力がある訳で、
新しい意見には、強いバッシングを浴びせてくるんでしょうね。
エビデンスが信用できない!とか言ってたりしてね。


強いバッシングと言えば、
がん治療で、某梨園の妻の元アナウンサーが
スピリチュアルな治療をしていたことで、
世間からは「ちゃんと病院で治療していれば」と死後に叩かれていたことを思い出します。


確かに、病気が治るのであれば藁にもすがりたい思いになるのは分かります。
でも、私は科学的根拠のないスピリチュアルなものは信用できません。
データが全ての理系人間なもので……。


そんな私が科学的根拠があり、信頼できると思ったのは
千葉県にある産婦人科「宗田マタニティクリニック」の院長である、宗田哲男先生が書いた
『ケトン体が人類を救う』という著書です。

※Amazonプライム会員なら、無料の「Prime Reading」から全文読めますよ〜!無料です。

宗田先生は自分のクリニックの妊婦さんたちに、糖質制限を勧めています。
そして、妊娠糖尿病の方も普通にお産をしているという病院です。

(リスクがあると、個人医から総合病院に転院することも多いのに、です。)

糖質制限をして出産をした妊婦さんたちの結果やデータがたくさん紹介されている本です。

「ケトン体が危険と言われているが、それは間違いだ。赤ちゃんはケトンエンジンで生きている。

ケトン体は良いものであり、ケトアシドーシスが悪であり、危ないだけなのだ。ケトン体とケトアシドーシスは名前は似ているが、全くの別物である。ケトン体は怖がらなくてもいいのだ」
ということがよく分かりました。

この本を読んでから、私は迷いなく
「糖質制限をして、出産を迎えたい!!」
と思うようになりました。

糖質制限は、科学的な根拠がある食事療法です。
科学的根拠のないスピリチュアルなものでも、
「自然派」と呼ばれる、反ワクチンなどの考えとも違います。
(私はスピリチュアルも自然派も苦手です……。)



しかし、この決断は、マイノリティーであり、
糖質制限は危ない!インスリン打つ方が安全!
という意見を持つ人からしたら
私の食事療法は異質に映り、バッシングもしたくなるかもしれません。

多くの医者が言うこと(カロリー制限)や、糖尿病学会のスタンダードとは全く違う訳ですからね。

でも、結果的に、血糖値のコントロールができればいいはずなのです。

糖質制限により、赤ちゃんや母体に悪影響がなければいいはずなのです。

私は糖質制限で血糖値コントロールができています。
宗田先生の著書を読み、糖質制限をするは赤ちゃんや母体に悪影響は一切なく、

むしろ良い影響を与えてくれて、インスリンなしでも無事に出産できるというデータや実績を知りました。

私は自分の身体の数値を、結果を、何よりも信じていますし、
自分が選んだ選択のため、後悔は無いから、これで良いと思っています。


ただし!ですね、
ここまで触れてきませんでしたが、
糖尿病合併妊娠の方(I型、II型糖尿病の方)や、
ハイリスク妊娠糖尿病の方(血糖値が200オーバーの方)には、
私の糖質制限を真似して、何かあったら(低血糖で倒れる等)大変なので、自己判断で糖質制限はしないでほしいです。

医師とよく相談してください。




あくまで、私が糖質制限をオススメできるのは
妊娠糖尿病と診断されて、
インスリンも打っていない方となります。




もしも、かかりつけ医が信用できなければ、
宗田哲男先生のところにセカンドオピニオンで相談するのもありだと思います。


さて、書き忘れた糖質制限ダイエットの結果ですが
BMI28→24まで落ちたら、PCOSが治りました!

そして、不妊治療をすることなく、自然妊娠で子宝を授かることができました。


糖質制限をしていると、体重は減ります。
だから、ライザップではジムでの運動のみでなく、糖質制限を取り入れています。

そのため、痩せている妊婦さんが糖質制限をする場合、糖質だけでなく、カロリーも摂らないとどんどん痩せてしまいます。
だから、糖質は抑えつつ、カロリーは言われた通り摂る、というのが良いかと思います。

タンパク質や脂質を摂らないと、
赤ちゃんや自分の身体に悪影響なので、
高タンパク、高脂質な食事を意識すると良いです。

私と同じように医者や栄養士がハズレでなければ、
具体的に糖質の指導をしてくれるかもしれません。
そんな病院だったら羨ましいです…!


私と同じく病院に期待できないようであれば、
血糖値を計測する時に以下を参考にしてみてください。

OGTTの数値が私(空腹時︰92、1時間後︰175、2時間後︰血糖値138)と近ければ、
私と同じく、1食の糖質を30g程度に抑えると、血糖値がコントロールできると思います。

人によって身体は違うので、
数値的に余裕があれば1食40gとか、
私より数値が高めなら1食20gとか、
調整しながら血糖値の測定をするのが良いかと思います。

私の場合は朝の血糖値が高いので、糖質30gに抑えないと血糖値が120を超えますが、
昼や夜の血糖値は低いので、実は糖質50gくらい摂っても平気ですし、
(実際はオーバーするのが怖いので、外食でなければ糖質30gを目安にしています)
15時のおやつも糖質10g前後であれば血糖値に影響はありません。
こんな風に、自分の血糖値を知り、自分の身体と向き合っていくと良いと思います。

ちなみに、糖質の計算方法は、
炭水化物−食物繊維=糖質です。
食品表示で「糖質」の表記が無いときは「炭水化物」のgを参考にしてください。

そして、自分の身体で、血糖値の実験をしてみてください。

カロリーではなく、糖質が血糖値を上げる。
血糖値で実験したら、分かると思います。


だから、糖質を抑えた食事をすれば、血糖値コントロールができる訳です。


信じられないという方は、
セブンイレブンのわらび餅(低カロリー)と、焼きビーフン(低カロリー)でも食べてから血糖値を測ってみてください。

牛乳寒天(低カロリー)を追加してみてもいいですよ。

きっと、カロリーではなく糖質が血糖値に関係していることを、血糖値の数値として知ることができると思います。

私なら余裕で、2時間後の血糖値が120をオーバーしてアウトです。

次に述べるシャトレーゼの糖質オフケーキ等では、血糖値は上がりませんから。


ごちゃごちゃと語りましたが、私は医者ではありませんし、ただの妊婦の経験談です。
間違った知識があれば、申し訳ありません。
私の知識は本から得たことが多いです。


詳しく知りたい方に向けて、次の記事で今までの糖質制限経験から得たオススメ商品を紹介いたします。

https://lowcarbaby.com/2020/08/17/post-67/

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